LITT UP ARCHITECTS

2022/09/02 16:07


こんにちは。株式会社Litt Upです。
さて今回は家具のリプロダクト品について少し触れておきたいと思います。

❇︎ ❇︎ ❇︎リプロダクト品って??❇︎ ❇︎ ❇︎
デザインされた製品の多くには意匠権が登録されています。
日本では発表から20年間そのデザインの意匠が保護され、同じ形・デザインの商品を製作・販売する事が禁止されます。
リプロダクト品とは、意匠権の期限が切れた製品を、オリジナルデザインを元に出来るだけ忠実に復刻生産した製品です。
オリジナルとは違うものの、同様の製法や素材で製作された商品となっています。

ここで気になるのはやっぱりリプロダクト品ってオリジナルと違うから購入するにちょっと不安!ということですよね?
めちゃくちゃわかります。かくいう、私もまさにリプロダクト品って劣化版だろ?くらいに思っていました。
特に建築業界に身を置くものとして、そこら辺に関しては敏感だったと思います。

ではなぜそんな考えが変わったかというと、以前勤めていた会社でオフィスを新しく構築するプロジェクトに携わり実際にリプロダクト品を扱ったときに大きく印象が変わりました

よくある話なのですが、家具というのは一番予算のしわ寄せを受けてしまう対象になります。
往々にして潤沢に工事の予算を取っている会社さんというのはないので、どうしても最後に決める家具が予算の圧迫を受けてしまいます。
プロジェクト発足当初はブランド家具をラインナップさせていたわけですが、設計を進めていく上で「壁はこんな張り紙にしたい」、「床は毛足の長いカーペットがいい」、
「照明は・・・」なんてことをやっていくうちにどうしても家具をグレードダウンせざるを得なくなっていきます。

そこでリプロダクト品の存在を知っていたものの、提案することはなかったのですがお客様の方から是非使用したいという要望を受けました。
オリジナルの家具は高価なので導入はできないけど、リプロダクト品であれば予算に合うということで、
リプロダクト品を扱っている業者を何社かあたり一部採用してみることにしてみました。

そのプロジェクトで実際にアルミナムチェアのリプロダクト品を導入しました
アルミナムチェアはよくオリジナル品も他のプロジェクトで導入した経験はあったのでよく目にしていました。
実際のリプロダクト品とオリジナル品を見比べてみるとそこまでというか、違いが大きくはわからず、
おそらく使用されている皮革の種類が違うんだろうけど、パッとみて見分けがつく人はいないだろうな、というような商品でした。

予算が減ったことに合わせて、安価なチープなデザインを導入していたらきっと空間としては大きく違っただろうなと感じ、
これを機にリプロダクト品の導入に関して比較的前向きになったことをよく覚えています。

幾つもプロジェクトをこなしてきましたが、どうしても家具の予算が削られることが多くグレードダウンをせざるを得ないケースが多いです。
また、もとより最低予算でオフィスを構築したいお客様も非常に多く、そんなお客様にも非常に提案がしやすい商品と感じました。
実際に導入したお客様からクレームや問題があったような連絡はありませんので、満足いただけたかなと思っています。
わたくし自身もコロナ禍等で在宅での仕事が非常に多くなりましたので一脚購入して大活躍しています!

❇︎ ❇︎ ❇︎わたしたちの取り扱い製品について❇︎ ❇︎ ❇︎
わたしたちの取り扱う商品にはリプロダクト品が含まれています。
オリジナルより安価に入手できるというところがリプロダクト品の魅力ではありますが、実際に国内で販売されている商品の価格、品質は様々です。
わたしたちの取り扱うリプロダクト品に関しては実際にプロジェクトで導入したことがある商品で、かつ海外にある取引工場に実際に足を運び、直に製品の品質をチェックしています。また、日本に到着後、開梱して製品に問題ないかを確認した上でお客様への送付をおこなっています。そのためご注文から発送まで時間を要してしまうかもしれませんが、価格、品質ともにご満足頂ける製品を提供するために必要な時間となっていますのでご了承いただければと思います。
株式会社Litt Upでは、今後もより多くの消費者の皆様方に魅力的な商品やサービスを提供し続けたいと考えております。